移植医療の新展開
各論 組織 羊膜移植
外園 千恵
1
,
松尾 俊康
,
篠崎 尚史
,
木下 茂
1京都府立医科大学
キーワード:
組織移植
,
眼疾患
,
天疱瘡
,
羊膜
,
翼状片
,
リビングドナー
Keyword:
Amnion
,
Eye Diseases
,
Pterygium
,
Pemphigus
,
Tissue Transplantation
,
Living Donors
pp.1201-1204
発行日 2011年11月1日
Published Date 2011/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012040605
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羊膜移植は難治な眼表面疾患の新たな治療法として1990年代後半から国内外で広く行われるようになった。さらには角膜再生医療に羊膜が用いられ、治療法のなかった眼疾患で良好な結果を得ている。生体ドナーである点がほかの組織移植と異なり、日本組織移植学会ガイドラインのもとに安全性に配慮した組織の取り扱いが行われている。眼科以外の外科領域においても羊膜が有用である可能性は高く、羊膜移植による新たな治療が期待される。
©Nankodo Co., Ltd., 2011