癌個別化医療はどこまですすんだのか
各論 乳癌の個別化医療 治療の変遷・薬物療法を中心に
相原 智彦
1
1相原病院 乳腺科
キーワード:
Tamoxifen
,
乳房腫瘍
,
erbB-2 Receptor
,
リスク評価
,
遺伝子発現プロファイリング
,
オーダーメイド医療
,
乳房温存療法
,
Aromatase Inhibitors
Keyword:
Breast Neoplasms
,
Tamoxifen
,
Receptor, ErbB-2
,
Risk Assessment
,
Gene Expression Profiling
,
Aromatase Inhibitors
,
Precision Medicine
pp.1083-1087
発行日 2011年10月1日
Published Date 2011/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2011352209
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乳癌治療は個別化がすすんでいる。手術は、腫瘍径、乳管内進展の程度、患者の希望により、乳房温存術もしくは乳房切除術(場合により乳房再建術)が選択される。薬物療法は、予測因子[ホルモン受容体、human epidermal growth factor receptor-2(HER2)]、予後因子(腋窩リンパ節転移状況、腫瘍径、核異形度、遺伝子発現プロファイルなど)、患者因子を考慮して、内分泌療法、抗HER2療法、化学療法の個別化が行われている。
©Nankodo Co., Ltd., 2011