大腸癌肝転移に対する治療
腫瘍免疫療法
前田 和成
1
,
硲 彰一
,
岡 正朗
1山口大学 大学院消化器・腫瘍外科
キーワード:
Lentinan
,
NK細胞
,
肝臓腫瘍
,
受動免疫
,
大腸腫瘍
,
能動免疫療法
,
キラーT細胞
,
Krestin
Keyword:
Immunization, Passive
,
Lentinan
,
Liver Neoplasms
,
Killer Cells, Natural
,
T-Lymphocytes, Cytotoxic
,
Colorectal Neoplasms
,
Immunotherapy, Active
,
Polysaccharide-K
pp.161-164
発行日 2010年2月1日
Published Date 2010/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2010107224
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大腸癌肝転移に対する新しい治療方法が模索されている中で、免疫療法は有望な治療方法である。ワクチンなどの特異的免疫療法や免疫反応修飾薬を用いた能動的免疫療法、体外で誘導した免疫エフェクタ細胞を生体に移入する受動的免疫療法などがあり、明らかな臨床効果が得られている。外科的切除や化学療法後の残存病変に対しては、さらなる効果が期待され、より効率的に免疫反応を誘導できるレジメンが探索されている。
©Nankodo Co., Ltd., 2010