門脈と脾臓のup date
門脈 門脈圧亢進症に対する薬物療法 食道静脈瘤を中心に
日高 央
1
1北里大学東病院 消化器内科
キーワード:
Vasopressins
,
Adrenergic Beta-Antagonists
,
血管拡張剤
,
静脈圧
,
食道胃静脈瘤
,
門脈圧亢進症
,
利尿剤
,
ランダム化比較試験
,
Angiotensin II Type 1 Receptor Blockers
Keyword:
Adrenergic beta-Antagonists
,
Esophageal and Gastric Varices
,
Diuretics
,
Hypertension, Portal
,
Venous Pressure
,
Vasodilator Agents
,
Vasopressins
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Angiotensin II Type 1 Receptor Blockers
pp.13-17
発行日 2010年1月1日
Published Date 2010/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2010069039
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門脈圧は門脈への流入血液量と門脈内の血管抵抗によって規定される。本邦における食道静脈瘤に対する治療法は、内視鏡治療がその中心となっており、欧米の薬物(非選択的βブロッカー)を中心とした治療とは大きく異なる。しかしながら、非選択的βブロッカーの予防効果が最近の大規模臨床試験により疑問を投げかけられているのも事実である。本稿では当科におけるアンジオテンシンIItype 1受容体拮抗薬(ARB)の成績に基づき、最近の食道静脈瘤治療における薬物療法の現状につき述べる。
©Nankodo Co., Ltd., 2010