上肢リンパ浮腫に対するリンパ管細静脈吻合術

0.5mm未満の血管吻合技術｢スーパーマイクロサージャリー｣がリンパ浮腫治療に応用され、リンパ管細静脈吻合術(LVA)が開発された。古典的リンパ管静脈吻合術と違い、LVAではリンパ管と静脈の内皮同士が接合する形で吻合されるため、血栓リスクが低く効果的にうっ滞したリンパを静脈系にバイパスできる。早期LVAにより圧迫療法から離脱できる｢完治｣も見込めるため、インドシアニングリーンリンパ管造影による早期診断が肝要である。