透析患者におけるフィジカルアセスメント-看護師の観察力
看護における「フィジカルアセスメント」の意義
三村 洋美
1
1昭和大学 保健医療学部看護学科
キーワード:
看護師
,
触診
,
打診
,
聴診
,
理学的検査
,
視診
Keyword:
Auscultation
,
Palpation
,
Nurses
,
Percussion
,
Physical Examination
pp.265-272
発行日 2015年3月10日
Published Date 2015/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015157996
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フィジカルアセスメントとは,患者の体に直接触れて打診,聴診,触診などを行うことで情報を収集し,それに基づいて身体的な状態の把握を行うことをいう.看護師が看護ケアを行うためには患者の全体像を把握し,それらの情報を分析・解釈して介入を決定する.そのために,フィジカルアセスメントを行い,患者の身体的な状態の把握をすることは不可欠である.また,看護では病にある人だけを対象とするのではなく,すべての人の健康で質の高い生活を支援する.看護師が看護の専門的な視座にたち,高い知識と技術をもちフィジカルアセスメントを実施することが重要である.これによって人々の健康レベルを高める看護ケアの実践が可能となる.
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