外科医を取り巻く諸問題
外科医と研究 現状と課題
宮崎 勝
1
1千葉大学 大学院臓器制御外科
キーワード:
医師
,
外科学
,
医学大学院教育
,
専門医制度
Keyword:
Education, Medical, Graduate
,
Physicians
,
General Surgery
pp.754-761
発行日 2008年7月1日
Published Date 2008/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008258168
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若い外科医にとって、研究をその修練期間に行うことがその成長において必要かという問いに対しての答えは明らかに"yes"であろう。外科専門医取得のための専門医修練カリキュラムと外科研究を行う期間をうまく効率的に組み合わせたカリキュラムを確立して、若い外科希望の医師に教示してその育成を図っていくことが重要である。欧米の外科residencyプログラムにおいても1~3年間の外科研究を行うプログラムが通常用意されている。研究テーマはclinical problem-oriented researchを主体に行っていくことが若い外科医にとって興味をもてるという意味で大切であろう。本稿では、外科医における研究の現状と意義を特に述べてみたい。
©Nankodo Co., Ltd., 2008