発行日 2008年1月1日
Published Date 2008/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008119510
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症例は48歳女、下腹部違和感を主訴に受診した。MRIと造影CTで後腹膜領域に腫瘤を認めた。gastrointestinal stromal tumorなどを疑い、腹腔鏡補助下腫瘤摘出術を施行した。手術開始直後から血圧が200mmHg以上に上昇し、褐色細胞腫を強く疑った。腫瘤の血流を遮断したところ血圧は速やかに低下した。摘出標本の病理組織検査によりextra-adrenalタイプの褐色細胞腫と診断した。
©Nankodo Co., Ltd., 2008