大腸肛門病外科-最新のトピックス
大腸癌 横行結腸癌の鏡視下手術
長谷川 傑
1
,
村上 哲平
,
加藤 滋
,
大越 香江
,
山田 理大
,
河田 健二
,
坂井 義治
1京都大学 消化管外科
キーワード:
局所解剖学
,
結腸間膜
,
結腸腫瘍
,
結腸切除
,
腹腔鏡法
,
リンパ節郭清
,
下腸間膜動脈
,
上腸間膜動脈
,
横行結腸
,
結腸動脈
,
上腸間膜静脈
Keyword:
Anatomy, Regional
,
Colectomy
,
Colonic Neoplasms
,
Mesocolon
,
Lymph Node Excision
,
Laparoscopy
,
Mesenteric Artery, Inferior
,
Mesenteric Artery, Superior
,
Colon, Transverse
pp.1431-1437
発行日 2012年12月1日
Published Date 2012/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013087096
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
横行結腸癌に対する腹腔鏡下切除術は、(1)血管のバリエーションが多い中結腸血管根部付近の郭清が必要になること、(2)横行結腸間膜根部に位置する膵損傷への危惧、(3)両側彎曲の授動が必要になることがあるなどの理由から技術的難易度が高く、これまでの国内外の大規模臨床試験でも対象外とされていたが、近年その安全性と有効性についての報告も散見されるようになってきた。本稿では現在の横行結腸癌に対する腹腔鏡下手術のエビデンスとともに、われわれの行っている中結腸動脈周囲のリンパ節郭清手技について解説する。
©Nankodo Co., Ltd., 2012