最後までよい人生を支えるには 多死時代の終末期医療 多職種で終末期を支えるには
麻酔科医
大下 恭子
1
,
讃岐 美智義
,
濱田 宏
1広島大学病院 麻酔科
キーワード:
自己鎮痛法
,
神経ブロック
,
非ステロイド系抗炎症剤
,
オピオイド系鎮痛剤
,
疼痛測定
,
ターミナルケア
,
チーム医療
,
ペインクリニック
,
癌性疼痛
,
疼痛-神経因性
Keyword:
Cancer Pain
,
Analgesics, Opioid
,
Anti-Inflammatory Agents, Non-Steroidal
,
Nerve Block
,
Neuralgia
,
Pain Measurement
,
Patient Care Team
,
Terminal Care
,
Analgesia, Patient-Controlled
,
Pain Clinics
pp.1234-1237
発行日 2013年12月1日
Published Date 2013/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014056499
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麻酔科医は手術麻酔,ペインクリニック,術後鎮痛で培った疼痛コントロール技術を用いて,緩和ケアチームでは身体的苦痛の緩和の一翼を担う.ペインクリニック領域での神経障害の疼痛治療や術後疼痛管理で用いているpatient-controlled analgesia(PCA),神経ブロックは麻酔科医の得意分野であり,内科的な鎮痛処置ではコントロール困難な痛みの管理手段として有用である.一方で病状説明や精神的サポートなどに関してはほとんど経験がないため,単独で緩和ケアに携わることは困難であり,主治医,看護師,精神科医など他の緩和ケアチームメンバーと連携して行うことが必要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2013