発行日 2001年10月20日
Published Date 2001/10/20
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2002108872
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術前インフォームド・コンセント(IC)を行った腰椎変性疾患104例(男53例,女51例,平均57歳)にアンケート調査を行った.手術全般の理解度は「十分理解」が97例,「あまり理解できないが医師に任せるしかない」が6例,その他1例であった.生命に関わる合併症について「話してもらってよかった」は98例,癒着性クモ膜炎による症状の悪化については88例,症状が残存する可能性については102例であった.多数回腰椎手術に関しては,「話してもらってよかったが自分にはそのようなことはない」が37例,「自分がならないように気をつける」が57例であった.又,医師の手術推奨度を記録した59例では,「強く勧める」が1例,「どちらかといえば勧める」が21例,「どちらでもない」が37例であったが,医師の推奨度と患者の印象が同じであったのは40例,医師がより強く手術を勧めている印象をもったのが11例,反対に医師の勧めより患者自身が手術を望んでいると感じたのは4例であった
©Nankodo Co., Ltd., 2001