発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006218618
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1990年10月にNIH(National Institute of Health)にて,Consensus Development Conference on the Management of Asymptomatic Primary Hyperparathyroidismが開催され,そのガイドラインの結果が刊行された.その後,数ヶ所の施設において検討がなされ,現行のガイドラインに対する批判がなされてきた.NIHは2002年に新ガイドラインを作成した.その結果,手術適応は拡大され,とくにカルシウム高値と骨密度低下の程度は低く抑えられ,経過観察の間隔も広がった.しかし,経験豊富な外科医側からみるとまだ手術適応症例は限られすぎているという.ガイドラインはあくまでも参考であり,絶対的なものでないことを念頭に,各外科医は自己の医療能力を勘案し,対処すべきである
©Nankodo Co., Ltd., 2006