発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005116540
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従来の抗癌薬の多くは,癌細胞に対する細胞毒性を指標に,ランダムスクリーニングによって見出されてきたものである.一方,最近癌のベーシックサイエンスの発展に伴い,癌細胞の特性を規定する分子機構が明らかにされるにつれ,それらの機構に関与する分子標的を明確にし,その機能を制御する作用機作をもつ分子標的薬剤の研究が盛んに行われるようになった.本稿では,抗癌薬とその作用機作のレビューに加え,われわれの研究を含め,癌分子標的治療研究について述べる
©Nankodo Co., Ltd., 2005