知っておくべき胆嚢癌の診療方針
化学療法 進行胆嚢癌に対する化学療法のエビデンスと最近の知見
佐々木 隆
1
,
伊佐山 浩通
,
小俣 政男
1東京大学 大学院消化器内科
キーワード:
Cisplatin
,
腫瘍多剤併用療法
,
生存率
,
胆管腫瘍
,
胆嚢腫瘍
,
臨床試験
,
アジュバント化学療法
,
治療成績
,
メタアナリシス
,
Capecitabine
,
Gemcitabine
,
TS-1
,
Pyrimidine Fluoride
Keyword:
Capecitabine
,
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Bile Duct Neoplasms
,
Cisplatin
,
Clinical Trials as Topic
,
Gallbladder Neoplasms
,
Meta-Analysis as Topic
,
Survival Rate
,
Treatment Outcome
,
Chemotherapy, Adjuvant
,
Gemcitabine
pp.1318-1324
発行日 2007年11月1日
Published Date 2007/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007348337
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進行胆嚢癌の予後はきわめて不良であり、治療成績向上のために有効な治療法の開発が期待されている。当面はgemcitabine(GEM)、経口フッ化ピリミジン製剤、プラチナ製剤をkey drugとしてエビデンスの集積が行われるものと予想される。そして開発されてくる有効な治療法を最大限に活用するためにも、胆道癌で問題となる胆道合併症を十分にコントロールするだけのドレナージテクニックを持ち合せることは、進行胆道癌を治療するうえで欠かせないものと考えられる。
©Nankodo Co., Ltd., 2007