発行日 2003年2月1日
Published Date 2003/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003197819
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膵管内乳頭粘液性腫瘍は最近20年間に確立された比較的新しい腫瘍概念である.腹部超音波やCT,MRIなどの画像上,粘液貯留による主膵管のびまん性拡張や嚢胞状拡張がみられ,内視鏡的に十二指腸乳頭口の開大と粘液の排出が認められることなどを特徴としている.診断学の進歩と共に本腫瘍の臨床病理学的な性格が明らかになっているが,病理学的国際分類及び膵癌取扱い規約における本腫瘍の位置付けやWHO分類の提唱するPanINについて概説を行った
©Nankodo Co., Ltd., 2003