発行日 2002年11月1日
Published Date 2002/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003116844
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本庄の系統的右肝切除術,高崎の前方アプローチ法,BelghitiのHanging maneuverの概念を総合して,著者等は低侵襲手術と考えられる上腹部正中切開のみによる片肝(右肝及び左肝)切除術を考案した.本法は,右肝背側が横隔膜やIVCへ固着した例以外は施行可能で腹腔鏡下手術よりも応用範囲が広くコストもかからない.既施行例に合併症はなく手術時間の短縮と疼痛の緩和が得られており,今後の標準術式となりうる可能性が大きい
©Nankodo Co., Ltd., 2002