発行日 2001年7月1日
Published Date 2001/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002021302
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52歳男.下腹部痛で近医を受診し,超音波検査で腹部腫瘤を指摘され著者の病院を受診した.外来の画像検査で腸間膜由来の脂肪肉腫を疑い入院した.腹部CTとMRI所見から高分化型の脂肪肉腫と考えられた.開腹すると腫瘍はねじれた大綱に連続し小腸,S状結腸腸間膜,膀胱後面と炎症性の癒着をきたしており,鈍的鋭的に剥離し摘出した.停留精巣も認めた為,同時に摘出した.病理所見により,fat necrosisと診断した.術後経過は良好で,第7病日に軽快退院した
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