発行日 2012年2月1日
Published Date 2012/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2012171418
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生後9ヵ月の男児。3ヵ月健診にて心雑音を指摘され前医を受診、大動脈縮窄症を疑われ、著者らの施設へ紹介となった。胸部X線および心電図、3D-CT所見より、大動脈縮窄症を合併した第5大動脈遺残症と診断され、縮窄解除目的に第5大動脈弓の縮窄部切除が行われた。以後、解剖学的所見から大動脈の再建は縮窄部を切除した第5弓の切除断端近位部と切除断端遠位部との間で端々吻合した結果、術後の経過は良好で、患者は術後第5病日目に退院となった。
©Nankodo Co., Ltd., 2012