発行日 2009年3月1日
Published Date 2009/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2009150024
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49歳男。検診で胸部X線像上に異常影を指摘された。胸部単純X線所見では、右下肺野に15×15mmの辺縁整な腫瘤影を認めた。胸部造影CT所見では、右S4に辺縁平滑で境界明瞭な強く造影される腫瘤影を認め、肺動脈との連続性も示唆された。末梢性肺動脈瘤を疑い、手術を施行した。試験穿刺にて血液成分が吸引されたため肺動脈瘤と診断し、右肺中葉切除術を施行した。経過は良好で、第9病日に退院した。術後2年経過したが、胸部造影CT上新たな肺動脈瘤の発生は認めていない。
©Nankodo Co., Ltd., 2009