発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2004272956
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症例1:76歳女.労作時の呼吸困難を主訴に受診し,僧帽弁閉鎖不全(後尖逸脱)と慢性心房細動と診断された.症例2:28歳女.動悸及びチアノーゼを主訴に受診し,Ebstein奇形,三尖弁閉鎖不全,心房中隔欠損,僧帽弁閉鎖不全,心房細動と診断された.症例3:62歳男.動悸及び下腿浮腫を主訴に受診し,僧帽弁閉鎖不全(後尖逸脱)と心房細動と診断された.全例,人工心肺装着前に心表面から直流除細動を行ったが洞調律に戻らず,高周波システム(COBRA RFシステム)を用いて通電を行った.症例1のみ通電後に洞調律となったが,残り2例は心房細動の状態であった.通電後,症例1はMcGoon手技と人工弁輪による弁形成術を,症例2は人工弁輪による弁形成術を施行し,症例3は生体弁を置換えた.術後は全例で洞調律を認めた
©Nankodo Co., Ltd., 2004