特集 骨盤部感染症の画像診断 −迅速な診断と治療のストラテジー−
婦人科領域の感染症の臨床像と治療戦略
松井 寿美佳
1
,
加藤 剛志
,
桑原 章
,
苛原 稔
1徳島大学 大学院医歯薬学研究部産科婦人科学分野
キーワード:
クラミジア感染症
,
骨盤内炎症性疾患
,
無症候性疾患
Keyword:
Pelvic Inflammatory Disease
,
Chlamydia Infections
,
Asymptomatic Diseases
pp.8-12
発行日 2015年12月25日
Published Date 2015/12/25
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2016089645
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下腹部痛を訴える女性をみた時,その原因のひとつとして,骨盤内炎症性疾患(PID)を鑑別しなければならない.一方で,PIDは無症候性のことも多く,炎症が慢性に経過することで不妊や異所性妊娠,慢性骨盤痛の原因となるため,特に若年者においてはその原因となる性感染症の予防が重要である.
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