特集 脳神経内科疾患での画像の役立て方:脳神経内科医との対話
脳神経内科疾患の診断アプローチと症候-画像対応の地平
福武 敏夫
1
1亀田メディカルセンター亀田神経センター脳神経内科
キーワード:
神経画像
,
診断アプローチ
,
症候-画像対応
,
MRI拡散強調像
Keyword:
神経画像
,
診断アプローチ
,
症候-画像対応
,
MRI拡散強調像
pp.500-510
発行日 2025年4月25日
Published Date 2025/4/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000006231
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
● 画像診断に関する筆者の個人史は,気脳写の最後の時代に始まり,CTスキャンからMRIの出現とその診断法の進歩と並行して,神経症候学における症候-画像対応の現在の地平に至る流れである.
● 脳神経疾患の診断は,病歴聴取(主に患者の主訴と背景の把握および時間経過の確認)とそれに基づく神経診察によってなされ,病変の高位と系統を絞り,画像検査をはじめとする諸検査の選択とその所見およびそれらからのフィードバックによってなされる.
● 神経症候学における画像診断の中では拡散強調像の出現が特筆され,筆者の経験だけでも症候局在についての新たな知見が得られた.

Copyright © 2025, Gakken All rights reserved.