特集 ビギナーのための頭部画像診断 ―Q&Aアプローチ― 2023
解剖・正常変異―部位別の鑑別診断― 拡張した血管周囲腔はどのように診断し,どのようにレポートに書きますか?
與儀 彰
1
,
上地 栄輝
1
,
西江 昭弘
1
1琉球大学大学院医学研究科放射線診断治療学講座
キーワード:
血管周囲腔の解剖
,
血管周囲腔の典型像
,
海馬溝遺残
,
Etat crible
Keyword:
血管周囲腔の解剖
,
血管周囲腔の典型像
,
海馬溝遺残
,
Etat crible
pp.50-51
発行日 2022年12月25日
Published Date 2022/12/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000004317
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● T1強調像,T2強調像,FLAIR像で内部が脳脊髄液と等信号,周囲にFLAIR像高信号域を伴わなければ,血管周囲腔と診断できる.
● 読影の際は慢性期脳梗塞との鑑別が重要である.
● 拡張した血管周囲腔が両側基底核に無数に集簇した際,安易に陳旧性ラクナ梗塞と診断してはならない.
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