特集 ビギナーのための頭部画像診断 ―Q&Aアプローチ― 2023
解剖・正常変異―部位別の鑑別診断― 読影に必要な脳神経の解剖とその観察方法について,簡単に教えてください.
浮洲 龍太郎
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1北里大学医学部放射線科学画像診断学
キーワード:
高分解能T2強調像でみる脳神経
,
神経血管圧迫症候群
Keyword:
高分解能T2強調像でみる脳神経
,
神経血管圧迫症候群
pp.36-37
発行日 2022年12月25日
Published Date 2022/12/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000004312
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- 文献概要
● 高分解能T2強調像やSSFP像(例:FIESTA-C,CISS,balancedFFEなど)は,脳神経と脳脊髄液を高いコントラストで表示し,頭蓋内における脳神経の走行を高い空間分解能で観察できる.
● まずは正常例・横断像での観察が基本だが,脳神経の走行方向によっては,冠状断像や矢状断像,任意の断層面も参照すべきである.
● 良質の骨標本や骨格模型などを参考に,脳神経の通過する小孔・管を確認することで,神経走行をより3次元的に把握できる.
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