特集 ビギナーのための頭部画像診断-Q&Aアプローチ-
解剖・正常変異 部位別の鑑別診断 読影に必要な脳神経の解剖について簡単に教えてください
長縄 慎二
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1名古屋大学 大学院医学系研究科高次医用科学講座量子医学分野
キーワード:
神経解剖学
,
海綿静脈洞
,
MRI
,
脳神経疾患
,
頭蓋底
Keyword:
Cavernous Sinus
,
Cranial Nerve Diseases
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Neuroanatomy
,
Skull Base
pp.1211-1213
発行日 2015年8月25日
Published Date 2015/8/25
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2015398125
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● 脳神経の画像解剖に習熟するには,診断しやすい高精度な画像を取得し,教科書を参照しながら丁寧に観察することが第一歩.
● 頭蓋底の孔については骨条件のCT画像が主力だが,脳神経そのものの描出はCTよりはMRIが優れる.
● 頭蓋底については,脳神経が通過する孔を起点としてその上下に異常がないかを観察する.そのため,CTとMRIの両者を対比しながら観察すると習熟が早い.
● 脳槽内や海綿静脈洞内については,MR画像で腫瘍や血管病変との関係を丁寧に観察する.
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