特集 ビギナーのための頭部画像診断-Q&Aアプローチ-
解剖・正常変異 部位別の鑑別診断 下垂体やその周辺の解剖を教えてください。また、どの方向から観察するのがよいですか?
高木 亮
1
1日本医科大学 放射線科
キーワード:
神経解剖学
,
海綿静脈洞
,
下垂体
,
下垂体腫瘍
,
MRI
,
鑑別診断
,
腺腫
Keyword:
Adenoma
,
Cavernous Sinus
,
Diagnosis, Differential
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Neuroanatomy
,
Pituitary Neoplasms
,
Pituitary Gland
pp.1224-1226
発行日 2015年8月25日
Published Date 2015/8/25
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2015398129
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● 下垂体は下垂体柄からぶら下がるようにしてトルコ鞍内に収まる内分泌器官で,上方に視交叉が,下方に蝶形骨洞が位置する.
● 下垂体の両側には海綿静脈洞が位置し,この中を内頸動脈と外転神経が貫き,外側壁の中を,動眼・三叉・滑車神経が走行する.
● 下垂体を評価する際は冠状断像と矢状断像で観察するのがよい.
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