Ⅱ．天幕上（大脳）D. 側頭葉・大脳半球 2 側頭葉内側病変術後に出現した腫瘤性病変

10歳台後半，女性．主訴： 1年前，難治性てんかん．今回，主訴なし．現病歴（術前まで）：8年前，複雑部分発作（視野全体が虹色がかったような症状）が出現．3年前，他院で右側頭葉内側を主座とする占拠性病変を指摘され，フォローアップされていた．その後，薬剤による治療が開始されたが，徐々に発作頻度が増加した．1年前，他院MRI にて病変の増大を認め，当院紹介受診．病変は手術にて切除された．