特集 時系列から学ぶ中枢神経疾患の画像診断-MR Retroscopy-
Ⅱ.天幕上(大脳)D. 側頭葉・大脳半球 3 半年前に原因不明の視神経炎の既往があり,突然の頭痛と右不全片麻痺を発症
明石 敏昭
1
,
佐藤 志帆
2
1順天堂大学医学部放射線診断学講座
2東北大学病院放射線診断科
キーワード:
抗MOG 抗体関連皮質脳炎
Keyword:
抗MOG 抗体関連皮質脳炎
pp.1080-1083
発行日 2020年8月25日
Published Date 2020/8/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000001852
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40歳台,男性.現病歴: 視神経炎で当院の眼科入院歴あり.突然の頭痛の後に右上下肢の不全麻痺.半年前に左眼の視力低下があり,視神経炎の診断でステロイドパルスを施行.血清の抗AQP4(aquaporin 4)および抗MOG(myelin oligodendrocyte glycoprotein)抗体は陰性で原因不明の視神経炎とされていたが,1か月前から微熱と左側頭部の拍動性頭痛があり,右上下肢の脱力と失語が出現.
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