Refresher Course
大腸癌診療におけるMRIの役割
井上 明星
1
,
大田 信一
2
,
新田 哲久
2
,
太田 裕之
3
,
清水 智治
4
,
谷 眞至
4
,
九嶋 亮治
5
,
村田 喜代史
2
1東近江総合医療センター放射線科
2滋賀医科大学放射線医学講座
3東近江総合医療センター外科
4滋賀医科大学外科学講座
5同臨床検査医学講座病理診断科
キーワード:
大腸癌
Keyword:
大腸癌
pp.1261-1273
発行日 2017年10月25日
Published Date 2017/10/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000000138
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大腸癌診療におけるMRIの主な役割は,直腸癌の局所評価である.組織分解能に優れるMRIは,直腸間膜,直腸間膜筋膜など直腸周囲構造との位置関係の詳細な評価が可能である.また,結腸癌においても,局所評価や壁外静脈浸潤の診断に役立つと報告されており,リンパ節転移,肝転移の診断に関しても有用性が知られている.本稿では,大腸癌診療における画像診断の臨床的意義,ポイントとなるMRI所見について解説する.
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