特集 輸液ポンプのトータルマネジメント
【特集関連記事】輸液時の流量誤差の要因 ─1滴の液滴体積の変化から─
堀内 邦雄
1
1工学院大学 先進工学部 機械理工学科
pp.892-896
発行日 2024年9月25日
Published Date 2024/9/25
DOI https://doi.org/10.15105/CE.0000001932
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輸液療法では自然滴下方式や輸液ポンプによる機械的送液方式がおもに使用されている.患者に薬剤を投与するときに流量調整が必要なため,点滴筒内を滴下する液滴をカウントして流量を調整していることが多い.輸液セットの点滴筒内を滴下する液滴体積は2007年4月に国際標準化機構(ISO)規格と整合を図り,20滴または60滴で1 mLになるように統一されている1).しかし,すべての薬剤で正確な投与が行えるわけではなく,液滴体積の変化により流量誤差が生じてしまう場合がある.
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