連載 今,臨床工学技士が知っておきたい COVID-19 up to date
第5回 COVID-19感染予防における創意工夫─臨床工学技士に期待されること─
百瀬 直樹
1
1自治医科大学附属さいたま医療センター 臨床工学部
キーワード:
新型コロナウイルス感染症
,
ECMO
,
CRRT
,
飛沫防止シールド
,
ものづくり
Keyword:
新型コロナウイルス感染症
,
ECMO
,
CRRT
,
飛沫防止シールド
,
ものづくり
pp.901-910
発行日 2021年10月25日
Published Date 2021/10/25
DOI https://doi.org/10.15105/CE.0000001107
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は,重症化すると人工呼吸器のみならず呼吸補助の補助循環や血液浄化が必要になる.これら生命維持管理装置を操作運用するのは臨床工学技士である.しかし,感染管理下では従来の管理とは違い,COVID-19隔離室への出入りが制限される.また,機械や物品の出し入れも最小限にしなければならない.そして,患者が発する飛沫を防護する手段も必要になる.本誌でもたびたび特集が組まれたように,臨床工学技士には臨床現場での創意工夫やものづくりについての役割が期待されており,COVID-19患者の治療においてもそのようなニーズは多かった.本稿では,COVID-19患者の治療における,臨床工学技士としての創意工夫の例を紹介する.
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