第2特集 子どものスキンケア
小児スキンケアの勘どころ
小児に適したスキンケア製品とは
-開発現場から見た安全性と機能性
村上 有美
1
1常盤薬品工業株式会社 ノブ事業部 学術部
pp.634-639
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2026050017
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はじめに
小児の皮膚は成人と比較して角層が薄く,新生児期の一時期を除いて皮脂分泌量は少なく,皮膚バリア機能が未成熟であるため,物理的・化学的刺激を受けやすい.このため小児期における適切なスキンケア製品の選択と使用方法は重要であり,経皮感作やアトピー性皮膚炎の発症にも関与する重要な因子となる.また乳幼児期から学童期にかけては,成長とともに皮膚の生理機能のみならず,生活環境やセルフケアに対する意識も変化するため,化粧品開発においては年齢特性を踏まえた製品設計が必要となる.市場には「ベビー用」,「こども用」を謳う製品が多く存在するが,その製品設計や安全性基準はメーカーによって異なる.本稿では,化粧品開発者の立場から,製品設計や安全性評価方法を解説し,医療現場における製品選定や患者指導の参考となる視点を提示する.

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