特集 疾患治療で薬剤性便秘を作るな!
場面別で解説! 予防と対策の最前線
在宅・介護施設・療養病床での薬剤性便秘
清水 洋介
1
1南砺家庭・地域医療センター
pp.949-953
発行日 2024年8月1日
Published Date 2024/8/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2024080018
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はじめに
本特集の巻頭言にも述べられているように,便秘の有訴者率は65歳以上で7 ~ 8%で あり,有訴者のなかでは50 ~ 60%が65歳以上1)であることから高齢者診療,とくに超 高齢者の多い在宅診療や施設では便秘への対応を求められることが多い.排便を良好にコ ントロールすることは,本人が快適に過ごすことができ,心血管系イベントが減少するだ けではなく,介護者(家族や看護師,介護士)の負担を軽減し,よりよい関係を維持するこ とが期待できるため積極的に介入したい.
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