連載 高齢者の元気をサポートする漢方処方プロセス 第5回
「急性期の風邪」
谷川 聖明
1,2
1谷川醫院院長
2京都大学医学部附属病院特任病院准教授
pp.126-133
発行日 2023年1月1日
Published Date 2023/1/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2023010023
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急性期の風邪に対する漢方治療のポイント①患者の現す症候をもとに陰陽の病態を見極める.②発汗の有無,脈の強弱で虚実を見極め,処方の選択をする.③高齢者の風邪は虚証を呈することが多い.④陽証で実証には麻黄湯か葛根湯を,虚証には桂枝湯を用いる.⑤陰証で虚証には麻黄附子細辛湯を用いる.⑥陽証で虚実間証,水毒徴候には小青竜湯を用いる.
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