特集 文字だけで理解できてる!? 病態把握のための読影入門 ─胸部・腹部編
症状と画像を結びつけ,病態把握に活かそう⑦ 腹部に炎症がある 急性胆嚢炎
石井 優
1
1昭和医科大学医学部 内科学講座 消化器内科学部門
pp.1528-1533
発行日 2025年9月5日
Published Date 2025/9/5
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2025100018
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Key Points
急性胆嚢炎は,多くが胆石によって胆嚢管が閉塞することで発症する疾患であり,進行すると胆嚢穿孔や膿瘍などの重篤な合併症を引き起こすため,早期の診断と治療が不可欠である.
診断は,右季肋部痛といった臨床症状,血液検査での炎症所見,そしてCTや超音波などの画像所見を総合して行われる.特にCT検査は,合併症の有無を評価するうえで非常に有用である.

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