特集 適剤適処! Bz受容体作動薬 リスク/ベネフィット比を最適化する
服薬説明の根拠をアップデート 「Bz受容体作動薬」処方メソッド③ [睡眠薬としての使いどころ・使い方] 適応となる患者の条件は?使用が望ましくない患者は?
小路 純央
1
1久留米大学 高次脳疾患研究所/久留米大学医学部 神経精神医学講座
pp.2136-2139
発行日 2024年11月5日
Published Date 2024/11/5
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2024130018
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Key Points
不眠症の治療では,まずは生活習慣や睡眠環境などの睡眠衛生指導を行い,不眠症状のみならず,日中のQOLが改善しない場合に薬物療法を考慮する.
薬物療法は薬剤の相違による明確なエビデンスはなく,リスクとベネフィットのバランスを考慮しながら使い分ける.
Bz受容体作動薬の使用が望ましくない患者として,本薬剤の禁忌や呼吸機能が高度に低下している患者,鎮静・催眠,筋弛緩作用によるふらつきや転倒,前向性健忘やせん妄などの既往やリスクが高い患者が該当する.
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