特集 適剤適処! Bz受容体作動薬 リスク/ベネフィット比を最適化する
処方設計のバックボーンを押さえる Bz受容体作動薬の特性① 薬物動態・代謝酵素
阪岡 倫行
1
1瀬野川病院 薬剤課
pp.2113-2117
発行日 2024年11月5日
Published Date 2024/11/5
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2024130012
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Key Points
ベンゾジアゼピン(Bz)受容体作動薬は薬剤ごとに異なる薬物動態を示し,これが臨床効果や副作用に影響を及ぼすため,各薬剤の特性を十分に理解することが重要である.
多くのBz受容体作動薬は速やかに吸収されるが,吸収に時間を要する薬剤も存在する.
Bz受容体作動薬の多くは肝臓のCYPで代謝され活性代謝物を生じるが,ロラゼパムとロルメタゼパムはグルクロン酸抱合のみで代謝されるため肝障害患者や高齢患者に適している.
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