特集 頻用漢方薬の使いこなし 典型レシピ・奥の手レシピ
六君子湯
志水 倫子
1
,
網谷 真理恵
,
網谷 東方
,
鈴木 甫
1鹿児島大学病院 漢方診療センター
キーワード:
胃食道逆流
,
食欲不振
,
食欲増進剤
,
六君子湯
,
機能性ディスペプシア
,
Ghrelin
,
健康寿命
,
消化管運動改善剤
Keyword:
Appetite Stimulants
,
Gastroesophageal Reflux
,
Anorexia
,
Healthy Life Expectancy
,
Ghrelin
,
Liu-jun-zi-tang
pp.2327-2331
発行日 2022年8月5日
Published Date 2022/8/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2022265983
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<Key Points>(1)この漢方処方が適応となる「主要な症候」は?六君子湯が適応となる主要な症候は、食欲不振、胃もたれ、心窩部不快感などである。機能性ディスペプシア、胃食道逆流症、抗がん薬治療中や術後の食欲低下、高齢者の食欲不振などに使用し効果が期待できる。(2)この漢方処方が頻用される「著効患者像」は?六君子湯は、胃腸虚弱で食欲がなく、元気が出ない患者に用いると効果的である。(3)この漢方処方の主要な症候に対する「エビデンス」は?六君子湯は、グレリンを介した食欲増進効果についてエビデンスが示されている。
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