特集 2021年なにあった?-くすり・ガイドライン・社会etc…-
診療ガイドラインの公開・改訂動向と最新知見の見どころ
青島 周一
1
1中野病院 薬局
キーワード:
減塩食
,
降圧剤
,
高血圧
,
出血
,
心不全
,
ライフスタイル
,
診療ガイドライン
,
ランダム化比較試験
,
慢性腎臓病
,
Edoxaban
,
Dapagliflozin
,
医薬品リポジショニング
Keyword:
Diet, Sodium-Restricted
,
Hemorrhage
,
Hypertension
,
Life Style
,
Heart Failure
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Practice Guidelines as Topic
,
Antihypertensive Agents
,
Drug Repositioning
,
Renal Insufficiency, Chronic
,
Dapagliflozin
,
Edoxaban
pp.3483-3489
発行日 2021年12月5日
Published Date 2021/12/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2022047035
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<Key Points>◎日本における診療ガイドラインの公開数は経時的に増加し、推奨内容の質も高まっている。その一方で、利益相反や編集の独立性、作成プロセスの厳密さの観点から依然として質が低いという指摘もある。◎臨床上の未解課題を取り扱ったランダム化比較試験の結果は、当該疾患領域の治療方針に対して小さくない影響を与え、効能-効果や用法-用量の追加承認につながることもある。◎最新のエビデンスがもたらす治療パラダイムの変化を注視しながらも、その流れに身を任せるのではなく、根拠となったエビデンスを批判的に吟味しながら、情報の適用可能性を探ることが薬剤師の専門性の一つである。
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