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Internal Medicine Volume 114, Issue 1 （July 2014）

臨床雑誌内科 114巻1号（2014年7月発行）

一般内科医のための腎疾患A to Z 年齢と腎疾患

高齢者における腎疾患の特徴長井幸二郎 ¹ , 土井俊夫 ¹徳島大学医学部腎臓内科キーワード：ネフローゼ症候群 , Steroids , 加齢 , 減塩食 , 降圧剤 , 抗炎症剤 , 高血圧 , 糸球体濾過率 , 集団検診 , 腎循環 , 免疫抑制剤 , 低タンパク食 , 慢性腎臓病 Keyword: Antihypertensive Agents , Aging , Anti-Inflammatory Agents , Diet, Sodium-Restricted , Glomerular Filtration Rate , Hypertension , Immunosuppressive Agents , Mass Screening , Nephrotic Syndrome , Steroids , Renal Circulation , Diet, Protein-Restricted , Renal Insufficiency, Chronic pp.63-67

発行日 2014年7月1日 Published Date 2014/7/1

DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014246664

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文献概要
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高齢者の腎機能低下患者は腎不全進行のみならず,合併症の併発,死亡率の高さが問題であり,その早期発見と治療は重要である.高齢者では,純粋に加齢による腎臓の変化と心血管系の危険因子(高血圧,糖尿病,喫煙,脂質異常症など)が組み合わさって起こる血管の老化に伴う,いわゆる多臓器疾患の一角である腎障害(腎硬化症)に加えて,いわゆる腎疾患が重なる.治療には腎臓のみならず他臓器の状態と各個人の生活状況を鑑みた全人的な配慮が必要となる.高齢者腎疾患患者への共通した治療である血圧管理や食事,生活習慣の是正などの推奨について,2013年に発表されインターネットでも閲覧可能なエビデンスに基づくCKD診療ガイドラインに準じて概説する.