特集 Evidence Update 2020 最新の薬物治療のエビデンスを付加的に利用する
エキスパートが注目する最新エビデンスをアップデート! 鎮痛薬
神林 祐子
1
1大阪薬科大学 臨床薬学教育研究センター
キーワード:
Tramadol
,
術後痛
,
腎臓疾患
,
鎮痛剤
,
非ステロイド系抗炎症剤
,
オピオイド系鎮痛剤
,
便秘
,
医薬品適正使用
,
急性痛
,
Naldemedine
,
長期投与
Keyword:
Tramadol
,
Kidney Diseases
,
Anti-Inflammatory Agents, Non-Steroidal
,
Constipation
,
Pain, Postoperative
,
Analgesics
,
Analgesics, Opioid
,
Acute Pain
,
Naldemedine
pp.135-139
発行日 2020年1月5日
Published Date 2020/1/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020106305
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<Key Points>◎腎障害発症のリスクには、非選択的NSAIDs、COX-2選択的阻害薬にかかわらず、健康若年および中年成人においても、十分な注意が必要である。◎NSAIDsによる腎障害予防のため、できる限り低用量投与を心がけるべきである。◎トラマドールも、他の短時間作用型オピオイドと同様、長期使用のリスクに十分注意を払う必要がある。◎ナルデメジンは効果出現が早く、胃腸関連の有害事象は最初の1週間以内にほぼ解消する。
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