特集 Evidence Update 2020 最新の薬物治療のエビデンスを付加的に利用する
エキスパートが注目する最新エビデンスをアップデート! 糖尿病治療薬
青島 周一
1
1中野病院 薬局
キーワード:
Glycated Hemoglobin A
,
血糖降下剤
,
肢切断術
,
心臓血管疾患
,
低血糖症
,
糖尿病-2型
,
糖尿病性網膜症
,
類天疱瘡-水疱性
,
リスク評価
,
慢性腎臓病
,
Linagliptin
,
Canagliflozin
,
Dulaglutide
,
Semaglutide
Keyword:
Cardiovascular Diseases
,
Hypoglycemia
,
Hypoglycemic Agents
,
Linagliptin
,
Canagliflozin
,
Glycated Hemoglobin A
,
Amputation
,
Risk Assessment
,
Pemphigoid, Bullous
,
Diabetes Mellitus, Type 2
,
Diabetic Retinopathy
,
Semaglutide
,
Renal Insufficiency, Chronic
,
Dulaglutide
pp.59-66
発行日 2020年1月5日
Published Date 2020/1/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020106291
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<Key Points>◎GLP-1受容体作動薬およびSGLT2阻害薬は、複数の大規模臨床試験において心血管疾患リスクの低下が示されているが、研究結果が広く一般化できるかどうかについては議論の余地がある。◎2型糖尿病患者における厳格な血糖コントロールのベネフィットは明確ではなく、特に高齢者においては重度の低血糖リスクや死亡リスクの増加が懸念される。◎GLP-1受容体作動薬と網膜症、SGLT2阻害薬と下肢切断の関連性について、因果関係にあるかどうかも含めて、決定的なことはいまだ不明確である。◎DPP-4阻害薬と水疱性類天疱瘡の関連について、複数の研究で一貫してリスクの増加が示されているが、その関連の強さや危険因子について不明な部分も多い。
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