特集 Evidence Update 2020 最新の薬物治療のエビデンスを付加的に利用する
エキスパートが注目する最新エビデンスをアップデート! 心不全治療薬
高井 靖
1
,
梶間 勇樹
1三重ハートセンター 薬局
キーワード:
Furosemide
,
Spironolactone
,
心不全
,
性因子
,
糖尿病-2型
,
再入院
,
診療ガイドライン
,
Tolvaptan
,
心不全-拡張期
,
慢性腎臓病
,
SGLT2 Inhibitors
,
Sacubitril Valsartan Sodium Hydrate
Keyword:
Furosemide
,
Heart Failure
,
Sex Factors
,
Practice Guidelines as Topic
,
Sodium-Glucose Transporter 2 Inhibitors
,
Patient Readmission
,
Tolvaptan
,
Diabetes Mellitus, Type 2
,
Spironolactone
,
Heart Failure, Diastolic
,
Renal Insufficiency, Chronic
,
Sacubitril and Valsartan Sodium Hydrate Drug Combination
pp.32-36
発行日 2020年1月5日
Published Date 2020/1/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020106285
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<Key Points>◎トルバプタンの早期導入は、腎機能悪化を予防することができる可能性が示された。◎トルバプタン投与は、90歳以上の超高齢者であっても有効性と安全性が示された。◎トルバプタン投与は、再入院を減らすためにループ利尿薬の使用量を一定量に保ちながら体液管理をすることが可能となることが示された。◎スピロノラクトンはHFpEF患者に対する有効性が示されたが、eGFR<45mL/分/1.73m2では慎重に投与する必要がある。また、女性のHFpEFの治療に有効な選択肢の一つになるかもしれない。◎SGLT2阻害薬はHFpEF患者に有効であり、HFpEF合併糖尿病患者のための第一選択薬になる可能性がある。
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