特集 Evidence Update 2021 最新の薬物治療のエビデンスを付加的に利用する
エキスパートが注目する最新エビデンスをアップデート! 心不全治療薬
高井 靖
1
,
梶間 勇樹
1三重ハートセンター
キーワード:
Neprilysin
,
心不全
,
臨床試験
,
Evidence-Based Medicine
,
Tolvaptan
,
Glucagon-Like Peptide 1 Receptor Agonists
,
SGLT2 Inhibitors
Keyword:
Evidence-Based Medicine
,
Clinical Trials as Topic
,
Heart Failure
,
Neprilysin
,
Sodium-Glucose Transporter 2 Inhibitors
,
Tolvaptan
pp.39-43
発行日 2021年1月5日
Published Date 2021/1/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2021106221
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<Key Points>◎アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)、β遮断薬、ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)、SGLT2阻害薬の併用が、HFrEFに対する新しいスタンダードとなりうることが示唆された。◎SGLT2阻害薬は、非糖尿病患者であってもHFrEFに対する治療薬として有効である可能性が示唆された。◎GLP-1受容体作動薬も軽度心不全合併患者に有益であることが示唆された。◎大動脈弁狭窄症を有する急性非代償性心不全入院患者にトルバプタンの有効性が示唆された。◎Vericiguatは新規可溶性グアニル酸シクラーゼ刺激薬で、cGMPの生成と血管平滑筋のNO感受性復元効果が期待されている。
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