Japanese
English
報告
分娩施設に関する情報の活用についての調査
A Study on Utilized and Useful Birthing Facility Information
乾 つぶら
1
,
林 猪都子
2
,
猪俣 理恵
2
,
坂口 隆之
3
Tsubura INUI
1
,
Itoko HAYASHI
2
,
Rie INOMATA
2
,
Takayuki SAKAGUCHI
3
1京都光華女子大学 健康科学部 看護学科
2大分県立看護科学大学 母性看護学研究室
3山形大学地域教育文化学部 地域教育文化学科システム情報学コース
1Kyoto Koka Women's University, Department of Nursing
2Oita University of Nursing and Health Sciences, Department of Maternal Nursing
3Faculty of Education, Art and Science, Yamagata University Systems Science and Information Studies
キーワード:
情報の活用
,
分娩施設
,
インターネット
Keyword:
情報の活用
,
分娩施設
,
インターネット
pp.33-39
発行日 2014年2月1日
Published Date 2014/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7011200039
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目的
分娩施設について女性はどのような情報源を利用し、その情報がどの程度、有用かを明らかにする。
対象と方法
平成21年7から10月に前期乳児健康診査の母親を対象に、無記名自記式質問紙調査を行い、分娩施設に関する情報源の利用とその有用性を検討した。
結果
対象者は345名で、産婦人科病院と助産院で分娩した者は、「友人知人(p=0.047)」から情報を得、大学病院と総合病院では、「担当医からの紹介(p=0.007)」により受診していた。産婦人科病院では「その施設で出産した人の話(p=0.007)」が、産婦人科病院と診療所・クリニックでは、「パソコンを利用した施設のホームページ(p=0.020)」が有用だった。
結論
女性は医療施設からの発信情報と、利用者からの情報との両方を活用して分娩施設に関する情報収集をし、直接聞くことのできる情報とインターネットを介した情報の両方が活用されていた。また、医療施設により女性にとって有用な情報源が異なった。
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