Japanese
English
報告
妊婦健康診査・分娩施設までの所要時間と施設の選択・転院理由との関連
Approximate Time Required Associated Reasons for Selection and Change Birthing Facility.
乾 つぶら
1
,
林 猪都子
2
,
猪俣 理恵
2
Tsubura INUI
1
,
Itoko HAYASHI
2
,
Rie INOMATA
2
1奈良県立医科大学 医学部看護学科 母性看護学 大学院看護研究科 女性健康・助産学
2大分県立看護科学大学 母性看護学研究室
1Nara Medical University, Department of Maternal Nursing and Midwifery
2Oita University of Nursing and Health Sciences, Department of Maternal Nursing
キーワード:
通院時間
,
妊婦健康診査
,
分娩施設
,
選択理由
,
転院理由
,
Approximate time required
,
birthing facility
,
selected reasons.
Keyword:
通院時間
,
妊婦健康診査
,
分娩施設
,
選択理由
,
転院理由
,
Approximate time required
,
birthing facility
,
selected reasons.
pp.53-58
発行日 2015年2月1日
Published Date 2015/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7011200047
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目的
分娩施設までの所要時間と生活圏からの近さ/遠さが施設の選択・転院理由になっているかを明らかにする。
対象と方法
平成21年7-10月に前期乳児健康診査の母親を対象として、妊婦健診・分娩施設の通院時間、施設選択の理由で近いことが決め手になったか、転院の際に生活圏から遠い・交通の不便が理由になったかについて、無記名自記式質問紙調査を行った。本研究はA大学研究倫理安全委員会の承認を受けて実施した。
結果
配布955名、回収418名、有効回答360名、初産168名、経産192名、交通手段は94%が車で、所要時間は妊婦健診施設16.6±12.3分、分娩施設15.7±10.5分であった。「近い」が選択の決め手となった者(p<0.001)と、転院理由に「自宅から遠い」を挙げた者(p=0.001)は、分娩施設までの所要時間が短かった。
考察
女性は妊婦健診の通院や分娩開始による入院の際の所要時間を考慮して施設を選択・変更していた。
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