Japanese
English
報告
中学2年生を対象とした性の健康教育実施後の感想文の分析
Analysis of Reports of Impressions Following Sexual Health Education to Second-year Junior High School Students
松永 佳子
1
,
齋藤 益子
1
,
藤本 薫
1
,
岩﨑 和代
2
Yoshiko MATSUNAGA
1
,
Masuko SAITO
1
,
Kaoru FUJIMOTO
1
,
Kazuyo IWASAKI
2
1東邦大学医学部看護学科
2国際医療福祉大学
1School of Nursing Faculty of Medicine Toho University
2International University of Health and Welfare
キーワード:
中学生
,
性教育
,
評価
Keyword:
中学生
,
性教育
,
評価
pp.37-45
発行日 2008年7月1日
Published Date 2008/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7011200006
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目的
性教育を受けた中学2年生の「感想文」をから、性教育の評価を行うことを目的とする。
対象と方法:平成17年12月から18年3月までに、性教育を実施した2校の中学校の男子95名、女子90名の185名の生徒の感想文の内容分析をした。
結果
感想文を意味内容がわかる文脈単位に分類した結果、262に分けることができた。これらの記載内容を、性教育の目標を鑑みカテゴリを生成した。カテゴリは、『全体的な評価』、『性に関する知識の習得』、『性に関する価値の見直し』、『赤ちゃんの重みとかわいさ』、『成長を感じた体験』、『卵子が見えることに感動』、『命の大切さを知る』、『命の誕生の場にいる助産師の仕事ってすごい』の8つに分類された。
結論
本性教育は知識の伝達にとどまっているわけではなく、性に関する価値の見直し作業も行っていた。価値を見直す作業は、とりもなおさず行動変容への第1歩であると考える。
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