Japanese
English
実践報告
地域中核病院看護師を対象とした「認知症対応力向上研修会」の評価─研修終了後のアンケートより
Evaluation of a “Lecture-based Program to Improve the Ability to Deal with Dementia” for Nurses at Regional Core Hospital: From a Post-program Survey
小山 尚美
1
,
流石 ゆり子
1
,
渡邊 裕子
1
,
森田 祐代
2
,
萩原 理恵子
2
Takami Koyama
1
,
Yuriko Sasuga
1
,
Yuko Watanabe
1
,
Sachiyo Morita
2
,
Rieko Hagihara
2
1山梨県立大学看護学部
2前山梨県立大学看護学部
1Yamanashi Prefectural University Faculty of Nursing
2Former Yamanashi Prefectural University Faculty of Nursing
キーワード:
地域中核病院
,
看護師
,
認知症対応力
,
研修会
,
評価
,
regional core hospital
,
nurse
,
ability to deal with dementia
,
lecture-based program
,
evaluation
Keyword:
地域中核病院
,
看護師
,
認知症対応力
,
研修会
,
評価
,
regional core hospital
,
nurse
,
ability to deal with dementia
,
lecture-based program
,
evaluation
pp.92-98
発行日 2016年1月31日
Published Date 2016/1/31
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
抄録
本研究の目的は地域中核病院の看護師を対象とした認知症対応力向上研修会を企画・実施し,受講者へのアンケートから研修プログラムを評価することである.研修会は全2回シリーズであり,研修①②ともに90分間で実施し,病院内会場で日勤終了後に各3回(計6回)実施した.研修①は179人,研修②は174人が受講し,143人が全2回シリーズを受講した.受講者の9割以上が「内容を理解できた」「研修会に満足」「今後の看護に活用できる」と評価し,【いままでの看護を振り返り学びを実践に活かす】【さらなる研修会の希望】や【実践への不安と看護への自信の喪失】等の意見も抽出された.研修会の運営方法や内容は参加者に適しており,今後の看護に活かせるものと考えられた.認知症対応力のさらなる向上を目指し,参加者同士が自己の看護実践を振り返り,意見交換しながら意味づけられるような研修や,介護保険施設での体験学習等を企画する必要がある.
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