Japanese
English
特集 リハビリテーションにおける国際協力
アジア地域との国際協力
義肢・装具技術者研修会
The Training Course for the Prosthetic and Orthotic Technician.
初山 泰弘
1
Yasuhiro Hatsuyama
1
1国立身体障害者リハビリテーションセンター
1National Rehabilitation Center for the Disabled.
キーワード:
義肢
,
研修会
Keyword:
義肢
,
研修会
pp.917-919
発行日 1985年12月10日
Published Date 1985/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105498
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はじめに
昭和55年7月,厚生省からセンターに一つの企画が持ち込まれた.日本政府は国際協力事業団(Japan International Cooperative Agency)を介して開発途上国へ技術援助を行っている.国際障害者年を迎えるに当って義肢装具製作技術者の技術研修を加えたいという希望があるがその可否を検討して欲しいというものである.
当時,センターは所沢移転後,日も浅く病院の開設,学院の増設などを予定しており,新しい研修業務は職員の負担にならないかという危惧もあった.しかし,義肢装具製作技術者の研修は国内でも重要な問題と考えられ,特にアジア地域の開発途上国に対する技術援助はわが国の命題でもある.是非ともこの機会に実施しようという気運がたかまり,学会関係,技術者協会からの協力をも得て実施計画案を提出した.この原案をうけ政府は昭和56年に開発途上国に対する技術援助の一環として研修会を試行することになった.
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