Japanese
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研究ノート
認知症高齢者を介護する高齢介護者の対処様式の特徴
Coping-style of Elderly Caregivers Caring for Elderly with Dementia
永井 眞由美
1
,
小野 ミツ
2
Mayumi Nagai
1
,
Mitsu Ono
2
1日本赤十字広島看護大学
2広島大学
1The Japanese Red Cross Hiroshima College of Nursing
2Hiroshima University
キーワード:
認知症高齢者
,
高齢介護者
,
対処様式
,
dementia
,
elderly caregivers
,
coping-style
Keyword:
認知症高齢者
,
高齢介護者
,
対処様式
,
dementia
,
elderly caregivers
,
coping-style
pp.49-54
発行日 2007年11月1日
Published Date 2007/11/1
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
本研究では,認知症高齢者を介護する高齢介護者の介護困難への対処様式を明らかにすることを目的とした.認知症高齢者を介護する65歳以上の高齢介護者13名を研究参加者として,半構成的面接調査を行い,対処様式について質的帰納的に分析した.その結果,高齢介護者の対処様式として【内的統制】【自己表出】【方略の探索・選定】【課題との調和】の4カテゴリーと16のサブカテゴリーが見出された.【内的統制】のサブカテゴリーである<責任強化>と<忍耐>,【方略の探索・選定】の<解決努力>に含まれる介護経験の活用や予防的対処,および問題回避型対処である<攻撃>と<逃避>,【課題との調和】のサブカテゴリーである<受容>は,認知症介護をする高齢介護者に特徴的な対処様式と考えられる.今後は,本研究で見出された対処様式を具体的表現にあらため,介護者の対処様式と精神的健康等との関連を明らかにしていく必要がある.
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